日本旅のペンクラブ旅のコラム

バックナンバー 11号〜20号   

  仕掛け役は、裏方に徹す  逢坂 御堂 (第 20 号)2005/8/6

  「マツケンサンバ」の振り付け師真島茂樹が、裏方としてのテレビ出演を重ねるうちにCDデビューをはたし、ついに主役松平健をしのぐ人気に。ライブドアの広報担当乙部綾子は、社長と伴にテレビ出演。写真集を出して、裏方が表に出てしまった。最近の記者会見会場では、バックパネルにスポンサーの社名やロゴマークがでしゃばり、肝心の主役の印象を打ち消すことも。以前は、「仕掛け役」は表に出ないことが鉄則だったのに。
 N旅行の営業マンは、添乗引率する内、女装での司会役など、その奮闘振りでいつのまにか人気を獲得。彼が主役のファンツアーが成立する程に。裏方なのにと思うが、これは「旅行商品」のメニューのひとつとして、「お楽しみ」がついてくるから許される?

  ああ勘違い   逢坂 御堂 (第 19 号)2005/7/18

 大阪・扇町公園から梅田へのバスの車中で、浪速のおばさんの会話。
車窓から見える「あのホテルは閉めるらしいよ」。見れば「大阪東急イン」の前を通過中。その数日前 、06年3月での閉業が新聞記事になった「大阪東急ホテル」との勘違いだった。
「TIS」へ電話中のカップルの会話が聞こえてきたが要領を得ない。用のあるのは「HIS」だった。TISは日本旅行の店名。
 東京の「帝国ホテル」が大阪へ進出当時、道頓堀にある「大阪帝国ホテルが困惑。こちらは、「ビジネスホテル」の但し書きで区別。
  後発会社が、著名企業の類似名で便乗する場合もあり、先々後悔することにも。ネーミングは子供の名付け同様慎重に。

  焼いたピザ110万枚 28日達成!!   逢坂 御堂 (第 18 号)2005/6/28

 神戸・中山手通2、ピッツアハウス「ピノッキオ」では、6月28日に110万枚目のピザを焼き上げた。1962年創業時から、ピザ1枚ごとに三角の番号カードを添えている。100万枚は1999年5月に達成。その後6年で10万枚を達成したものだ。老舗だけに親子二代にわたる客も多く、三角シートを記念に残している人は番号を見るたびに、「その日は誰と一緒だったかな」などと、思い出に浸ることもあるという。
 次の記念数字、200万枚目は数十年先だからと、あきらめることはない。「1111111」とか、「1234567」の上り数字とかが間近に。
  店は生田警察署近くで、記念すべき110万枚目に当たった人が、警察官だったりしたら、出来過ぎかも。

 「愛・地球博」入場券は、大阪でも「生きる」 逢坂 御堂 (第 17 号)2005/5/15

 今年唯一のビッグイベント「愛・地球博」。
滑り出しの人気はもうひとつだったが、ようやく盛り上がりを見せてきた。そこで、すでに行った方、これからの方にも耳寄りな話。
チケットが大阪の観光施設でも活用できることだ。
キタやミナミの人気スポット「ワッハ上方」「国立文楽劇場」「道頓堀極楽商店街」ほかで提示すれば、入場料割引などで合計すれば数千円にもなる特典があり、愛知と大阪の二都が楽しめるというわけだ。
全国からの客を、名古屋だけに独り占めをさせてはならぬという、大阪人の商売のうまさか。
 ところが、このキャンペーン紹介のパンフレット、市内では目に触れることが少ないというのは、商売上手なの?

 軽井沢に音楽ホールが   逢坂御堂 (第 16 号)2005/5/8

 この4月、長野県のリゾート地軽井沢町に「軽井沢大賀ホール」が開館した。5角形で、フルオーケストラの演奏も可能なステージで、800席のコンサートホールだ。ソニーの名誉会長大賀典雄さんが退職慰労金を提供して完成した。

これで、軽井沢も従来の商業ゾーン開発とはまた違い、小鳥のさえずりと溶け合い、ハーモニーを醸し出し、リゾート地としての魅力が増すことだろう。

かっての大阪では、株式仲買人の岩本栄之助(1877−1916)が、私財100万円を寄付してできたのが、大正時代の名建築である中之島公会堂(大阪市中央公会堂)。

 本当の「金持ち」は、自分の「仕上げ」を考えているようだ。

自然と共生 愛知万博はじまる  松井 守 (第 15 号)2005/3/25

 自然の叡智をメーンテーマにした愛知万博は3月25日から始まった。会期は9月25日まで185日間。大阪万博以来35年ぶりの大規模万博である。21世紀に入り、自然との共生や持続可能な社会のあり方を考えようと120カ国、4国際機関が参加している。

20世紀に科学や産業がもたらした公害は深刻になってきた。21 世紀の初頭から戦争や新たな国家対立が増え、人類の調和は難しくなってきた。過去の過ちを省みるために、人類の叡智と言わずに自然の叡智と謳ったのかも知れない。

 主会場の自然体験ゾーンは、確かに緑豊かである。が、パビリオンは環境最新技術や未来の暮らしを見せる展示が目立つ。様々なロボットとの出会い、大型スクリーンなどあるが今ひとつ、感動がない。皮肉にも約1万8千年前の冷凍のマンモスの頭が大きな目玉になっている。とは言っても1度は訪れてほしい。

「観光ファンクラブ」はおトク 逢坂御堂 (第 14 号)2004/12/31

 旅の楽しみは道中だけではなく、出掛ける前にあれこれ思い回らすところから始まる。東京や大阪では各県観光案内所があり資料入手はたやすいが、家にいながらにして旅気分を味わうために、各地の「観光ファンクラブ」に入ることも1案。個人負担は年間1000から2000円。季節ごとに観光情報が提供されるが、その送料を負担すると思えばいい。会員証がテレカになっていて、実質の負担が減るところもある。宿泊や買物、観光施設での優待特典などがあり、実際には宿泊でこの恩恵に授かることは少ないが、入場料の100円引でもまとまればうれしいもの。
 それ以外に、隠れた特典だが、特におトクなのは広島県。地元特産品のソースや菓子を送ってくれることもある。
こんなおいしい話は、ほかには?

カレンダー見極めの季節 逢坂御堂 (第 13 号)2004/12/10

 年末の恒例「行事」は、カレンダーや手帳の準備。写真やデザイン選びが楽しいが、手帳で注意したいのが「記念日」の記述。いつまでも、古いままのものがあるから、次の記念日をチェックすることだ。
「鉄道の日」(10月14日)は、94年に変更なのに、いまだに「鉄道記念日」のものが。「かいわれ大根の日」(9月18日)は、業界提唱1年目のイベントだけで、それ以降の実施はないのに、掲載だけが続いている。が、逆にそれが、立派に役目を果たしているのが皮肉だ。
 「農産漁村女性の日」(3月10日)は、98年から「婦人」が「女性」に変わった。「官庁御用始め/納め」は、いつの時代かと思わせるが、いまは「仕事納め」に。「逓信記念日」(4月20日)は、03年から「郵政記念日」に。手帳やカレンダーの更新とともに、この際アタマも入れ替えよう。

機内での急病人に医師は手を貸そう 松井守(第 12 号)2004/11/22

 飛行機の中で急病人のアナウンスが流れても、名乗りでる日本人医師はほとんどいない。余計なことをして責任を問われては困るからだろう。実は、不幸にも急病人が死亡しても、処置を施した医師には国際的に、訴訟問題は1件も発生していない。訴訟の国、アメリカでも人道主義上、裁判で勝ち目はないというのが常識だ。日本人医師は今後、勇気をだして急病人に応えて欲しい。
  一方、旅行者は機内の温度は24度前後、気圧は 0.8 、湿度は飛行時間によって変わるが、20%以下になる。サハラ砂漠並みに乾燥している事を知って欲しい。急激な体調の変化が起こっても不思議ではない。脳血管障害、心臓血管、不整脈、ロングフライト血栓症、心臓停止などが起こる。緊急時のためにも病歴や薬を書いた英文の診断書を持参したい。

市町村合併で、名前の混乱さらに 逢坂 御堂(第11号)2004/11/7

 市町村合併への決断時期が切迫し、動きが慌ただしい。が、各地で名付けで混乱が。北海道豊浦町、虻田町、洞爺村が合併し新町名は「洞爺湖町」に。ところが、隣接の伊達市、壮瞥町、大滝村の合併で、新市名候補に「洞爺市」が。高知県では05年、中村市と西土佐村が合併して「四万十市」に。合併は4月10日としゃれるのはいいが、隣接する窪川町などが「四万十町」(06年3月20日合併予定)に。高知県では、すでに「土佐市」と「土佐町」があった。「美郷町」が10月に島根県に、11月に秋田県に誕生。06年1月には宮崎県にも。わが郷土、景観や愛郷心を表現すれば「美郷」になるのは、ごく自然なことなのかも。熊本県には「美里町(みさとまち)」が。当面、新しい地図の買い時は思案のしどころだ。