バックナンバー 1号〜10号
市町村合併,「同姓」誕生で混乱 逢坂御堂(第10号)2004/11/1
市町村合併に拍車が掛かる。来年2月1日、広島県芸北町など4町合併での「北広島町」誕生で、また混乱を生じることに。北海道千歳空港近くに「北広島市」があるからだ。ここは、明治17年に広島県から25世帯103人が移住したことに由来する。 広島県にはそれでなくても、「広島市」と県央に「東広島市」(昭和49年合併で誕生)があるというのに。今回の合併では、ほかにも「美郷町(みさとちょう)」(島根県)、「美里町(みさとまち)」(熊本県)、湖南市(滋賀県)、雲南市(島根県)などが。これでは、郵便物が海外へも「右往左往」することは必定だ。合併は、今年すでに80カ所に。この年末年始は、住所録の更新で忙しくなりそうだ。
また繰り返すマスコミ「被災」 逢坂御堂(第9号)2004/10/30
新潟県中越地震の報道では、マスコミの動きに批判の声が聞こえてくる。
全村避難の山古志村へ2時間の一時帰宅に同行したTVカメラ。主人が大事なものを新聞紙にくるみバッグに詰め込み終えたのを、「中身はなんですか」と、開けさせたのだ。
わずかの滞在中に、することはいくらでもあるのに、取材がその足手まといになった。また、道路閉鎖で閉じ込められた住民はヘリで脱出・移送されていた。そこへTVカメラが入り込んだものの、自力では抜け出せず、ヘリに便乗して移送され、救援活動の支障となったことも。阪神・淡路での反省と経験は伝承されていないのだろうか。
「ペン」を持つ者は、自戒を込めて、支援策を考えたいものだ。
来年度から厚生省は銭湯で健康づくり 松井守(第8号)2004/10/22
予防医学として厚生省は銭湯を地域住民の健康つくりの場にしようと新しい事業を始める。計画によると都道府県ごとに数カ所をモデル事業所に選んで、費用の半額を補助し、保健師や栄養士を派遣して、「入浴推進員」を育成する。 湯の温度は38〜40度が最適で、鎮静・催眠作用があり、睡眠2時間前の入浴が効果的である。強い流水浴に軽度のアルツハイマー性痴呆の予防・改善効果がある。家庭の風呂よりも銭湯の方がストレス解消やリラックスの効果が高いことなどが脳波分析でわかった。
この夏の温泉騒動で各温泉地は客が激減し、苦戦が強いられている反面、大型で設備も充実したスーパー銭湯が元気いい。果たして、温泉ブームとスパー銭湯の出現で、窮地に追いやられた銭湯の衰退に歯止めがかかるのか。
「北海」の味をしゃぶるのは、だれ 逢坂御堂(第7号) 2004/10/14
秋になると、デパート恒例の「北海道物産展」が、大阪や神戸で毎週開催されている。お目当てのブースには、開店前から長蛇の列。ところが、裏ではお客の期待を裏切ることが行われていたのだ。道直送であるはずなのが、北海道産でないものが並んでいたり、道内に店はなく、大阪への転送電話だったなどなど。それで、このシーズンは、厳しい目が光った。
阪急梅田本店での初日、お客の人気は相変わらず盛況。その中、テレビニュースのカメラの厳しい視線に、デパート側の緊張感はこのうえなし。自らは「商品管理」の腕章の係員も厳しく監視の巡回。各ブースには、現地の店の写真に所在地を記した「北海道発の証明」のボードを掲げていた。デパート催事で取り合いになるほどだから、これほど「おいしい」ことはないというわけ。
「乗客無視のJR券売機の不思議」 逢坂 御堂(第6号) 2004/9/20
オレンジカードは全国のJRで使えるから便利だ。 しかし、大阪駅ではオレカで回数券は買えなかった。ところが、この夏の大阪駅構内改装工事で、券売機の移動直後、青色新型機では回数券が買えたのだ。「オレカでは買えません」との注意書きを「もうはずしては」と進言した。すると「機械の調整を間違えた」と釈明し、また買えないようにしてしまった。北新地駅でも、この夏、オレカの挿入口を金属板で完全に塞いでしまった。質問すると、駅員は「機械の調子が悪いので」と言い逃れた。現在も改善の兆しはない。
一方、三宮駅や元町駅では以前から同型機でオレカでの回数券購入が可能だ。改善どころかJR西日本では割引のないICOCA販売を重点に最新の券売機を増設中だ。乗客サービスを無視した戦略にしか見えない。
「観光協会は社会的責任と法令順守の勉強を」 松井 守(第5号) 2004/9/3
私は温泉の在り方に数年前から疑問を持っており、学生たちに温泉の情報開示や管理の問題に力を入れて教えてきた。日本人の温泉信仰は足音をたてて崩れている。やがて、温泉客は台湾や韓国へ移るだろうと憂慮する。
今回の温泉騒動は、かっての湯治場は後退し、グルメや施設に目を奪われたマスコミや客も悪いが、金儲けに奔走した悪徳業者がいたことだ。「源泉かけ流し温泉」でないと本物ではないと話しは大きくなっている。テレビや雑誌では「かけ流し」の温泉をとりあげ、新たな流れをつくっている。そのブームがカタチを変えた偽装の湯を作り出すかも知れない。ここらで観光協会や旅館組合は CSR (企業の社会的責任)やコンプライアンス(法令順守)を勉強して欲しい。
「九州新幹線 つばめが上機嫌」 森山 博行(第4号)2004/9/2
3月に一部開通した九州新幹線の利用者が100万人を突破した。これは予想よりも2ケ月早い達成だったようだ。現在は在来線を乗り継ぎ、福岡まで2時間10分。6年後の全面開通となると1時間15分になる。福岡の人が「あー、疲れたケン、桜島温泉で疲れ取るばい!明日の朝いちの新幹線で会社間に合うバイ」なんていう事が可能なのだ。
ホテルや交通機関は受入態勢を整えつつあるが案内板・パンフレット・歴史ガイド等ソフト面がまだまだこれからの課題だ。「つばめ」の速度に鹿児島観光業界の意識がついてこれるかな。
「サマータイム導入は議論する価値がある」 松井 守(第3号) 2004/8/22
夏場だけ出勤や退社時間を1時間早める「サマータイム」導入の実験が札幌市で7月の1ヶ月間行われた。日本では1948年から4年間導入されたが労働強化につながり廃止された。時代は変わった。今回の実験には官民6000人が参加した。交通機関は混乱を避けるため平常ダイヤだった?B アンケート調査の結果、3分の2が賛成と出た。メリットは夜間の照明時間が短くなり電力消費が減った。夕刻の交通事故の発生件数が大幅減。主婦のひったくり被害が減少。退社が早くなって自由時間が増えた分、個人支出が増え経済効果があった。
旅びとは1時間得した気分と言う。課題はコンピュータシステムの変更作業。ともあれ早急に議論してみる価値があるのでは。
「温泉は本当に身体にいいのか」 松井 守(第2号)2004/8/10
日本の温泉場は2700〜3000 箇所。約3万本。かけ流し100 %は15 %にも満たないとか。平成に入って湧いた温泉のほとんどが沸かし湯だ。枯渇現象で循環式。このため、レジオネラ菌と雑菌対策に塩素を大量に投入している。保健所の指導によるものだ。 塩素の恐ろしさは肌の細胞を破壊することと発ガン性物質トリハロメタンが含まれていることだ。そのうえ成分は損なわれている。こんな湯に入湯税を払って本当に身体に良いのか。考えてみよう。
資源には限りがあるので、循環式は認めるが、新湯の入れ替えや浴槽の掃除時間を開示していない湯には入らない覚悟が必要。その代わり利用者は必ずかけ湯をして湯に入るマナーを守ろうではないか。
祝紀伊山地!!「世界遺産」・松井 守(第1号) 2004/8/2
6月末、和歌山、奈良、三重の三県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」が日本で12件目の登録を受けた。修験道の本山とされる「吉野・大峰」、十二世紀来皇族、貴族の信仰を集めた「熊野三山」、空海が開いた真言密教の道場「高野山」の三霊場とこれらを結ぶ参詣道、周辺の豊かな自然に囲まれた信仰のふるさとが人類共通の文化遺産として、認められたのだ。これは大きな誇りと同時に管理保全に大きな責任を負わねばならない。
旅びとに求められるのは何か。それは旅びと一人一人がマナーを守って歩くことに尽きる。1泊以上のゆったりしたコースを組み、旅の原点を楽しみたい。世界遺産を守るささやかな財源に寄与することにもつながるだろう。
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