■ 「高・遠・長」
8月の海外旅行は、関西発が近畿日本ツーリスト35%増、JTB西日本17%増。阪急交通社、日本旅行、エイチ・アイ・エスも好調な滑り出 しをした。
円 高で割安感が出ているうえ、昨年の新型インフルエンザの流行で海外旅行を手控えていた反動増が大きいと見られている。行き先はヨーロッパとアメリカ方面が多い。「安・ 近・短」で人気の高かったアジアは「上海万博ツアー」を除いて伸び悩んでいる。これについて日本旅行の窓口担当者は「皮肉なことに中国や韓国からの訪日観光客の増加で日本発着便の座席の確保が難しいのが原因かも知れな い」と話す。
一 方、国内旅行の傾向は、アウトドア用品の売り上げが好調で、テントやキャンプ用品一式、カーテンや車窓にはめ込む網戸、雨具などがバカ売 れだという。というのは旅先で宿泊施設を利用せず、キャンプ場やマイカーの車中泊が増えているとみるべきだろう。
実 際に私は愛車ワーゲンの小型キャンピングカーで旅をしているが、高速道のサービスエリアや一般のドライブインで車中泊をしている旅びとを多く見かける。彼らは渋滞にも対応でき、宿へのチェックインやアウトを気にせず、出発の時からドライブを楽しんでいる。車中泊が広がったきっかけは、景気悪化に伴う節約志向と高速道路の土日祝の上限1000円の実施からでミニバン普及の影響も大きいと思う。
人気が高まる車中泊だが、寝る時は狭いところで長時間同じ姿勢を続けていると血管圧迫を起こすので、ベルトを外すなどゆったりした格好や体 位を変えること。また、就寝時は大量に汗をかくので水分が不足して血流が悪くなるので水分補給は、走行中にこまめにして欲しい。また車内では調理は厳禁だ。火災の危険度が大きい。最後はマナーを守って欲しい。公共の場という意識を持ち、タバコのポイ捨て、食べかすやゴミの処理を忘れずに。それでは楽しい旅になることを願っている。 (松井守)




